■俳句樹・創刊の辞
「俳句樹」に寄せて
・・・中村安伸
今回発足することになった「俳句樹」は「海程」「豈」合同のブログであるというだけではなく、先日100号をもって終刊した「―俳句空間―豈weekly」を継承するものです。
「―俳句空間―豈weekly」は「豈」という同人誌の範囲内におさまるものではありませんでした。
したがって、今回発足する「俳句樹」も「海程」「豈」内部のみへの発信を目的としたものではなく、執筆者についても、これを幅広く求めたいと思っております。
ただ、具体的に「俳句樹」が「―俳句空間―豈weekly」のどの部分を受け継ぎ、どのような点で異なるものとなるか、現時点では予想できない部分が大きいと言わざるをえません。
確かに言えることは、ブログのレイアウトや管理方法という点で、これまでの「―俳句空間―豈weekly」のノウハウをかなりの部分踏襲しているということです。つまり、その源流をたどれば「週刊俳句」のそれに行き着くということになります。
「俳句樹」というタイトルは、私の発案によるもので、俳人の師系をしめす系統樹のイメージが発想のヒントになりました。
言うまでもなく、俳句をめぐる人と人とのつながりは、師弟関係ばかりではありません。
私淑、同志、ライヴァル、宿敵、ファン、アンチ、等々。
これらの関係のベースには「俳句作品を読む」という行為があると私は思っています。
人と人、作品と読者とのつながりが、この「俳句樹」という場を中心に、大樹の枝葉のように大きく広がり、高く伸びてゆけば良いですね。
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